2月6日と7日に修士論文の発表会が開催されました.口頭発表で,発表12分+質疑応答8分です.M2の秋に学会発表していますから発表の骨格はできています.データの追加や考察を深めてブラッシュアップすることになります.2年間の研究を12分にまとめますから,全てを話すことはできません.自分の研究の新規性・有効性・信頼性を示すことができること,(横断型の専修ですから)聴衆の専門分野に応じて(自分の分野の学会ではありませんから)適切な用語で説明できること,質問に適切に回答できる能力を問われます.
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卒業研究発表会
ssh
3日位前から急に海外からsshで不正にログインしようする攻撃が増えてきました.一日あたり3万から4万件です.日本人の名前のように読めるものもありますし,外国人の名前のように読めるものもあります.またシステムのサービス名もあります.以前は大学の入り口で,sshを短時間に連続して接続してくるものを弾いていたのですが,ポリシーが変わったのかも.
話は変わって,SMTP認証.2007年12月にサポートが終わったEudoraでSMTP認証を使えるようにするためには,サーバ側の調整がいろいろ必要なようでした.具体的なことはセキュリティに関わるので書けませんが,手元に記録を残しました.
2次遅れ系の標準形の共振周波数
2次遅れ系の標準形
[latex]\displaystyle\frac{\omega_n^2}{s^2+2\zeta\omega_ns+\omega_n^2}[/latex]
の共振周波数は,バネ・マス・ダッシュポットで構成される機械系の2次遅れ系の共振周波数と同様に求めることができます.LCR直列共振回路では,伝達関数の分子に[latex]s[/latex]がありますが,機械系には[latex]s[/latex]がなく分子は定数です.
形式的に[latex]s=j\omega[/latex]として
[latex]\displaystyle g(\omega)=\left|\frac{\omega_n^2}{\omega_n^2-\omega^2+j2\zeta\omega_n\omega}\right|[/latex]
になります.
[latex]\displaystyle\frac{dg(\omega)}{d\omega}=0[/latex]
を解くと
[latex]\displaystyle\omega_r=\omega_n\sqrt{1-2\zeta^2}[/latex]
になります.
電気系の共振周波数
図のLCR直列共振回路では,電圧[latex]v(t)[/latex]を加えるときに流れる電流[latex]i(t)[/latex]は,
[latex]\displaystyle L\frac{i(t)}{dt}+Ri(t)+\frac{1}{C}\int i(t)dt=v(t)[/latex]
です.ラプラス変換して伝達関数[latex]G(s)=I(s)/V(s)[/latex]を求めると
[latex]\displaystyle G(s)=\frac{s}{Ls^2+Rs+1/C}[/latex]
になります.
形式的に[latex]s=j\omega[/latex]とおき,[latex]|G(j\omega)|=g(\omega)[/latex]とおくと
[latex]\displaystyle g(\omega)=\omega\left(\left(\frac{1}{c}-\omega^2L\right)^2+\omega^2R^2\right)^{-1/2}[/latex]
になります.
[latex]\displaystyle\frac{dg(\omega)}{d\omega}=0[/latex]として,極大値を求めると
[latex]\displaystyle\omega_r=\frac{1}{\sqrt{LC}}[/latex]になります(共振周波数は[latex]\displaystyle f_r=\frac{1}{2\pi\sqrt{LC}}[/latex]).つまり,抵抗に依存しません.
計算で求めると煩雑ですが,LCR直列共振回路では複素平面でインピーダンスを表せば,Lのインピーダンス[latex]j\omega L[/latex]とCのインピーダンス[latex]\displaystyle\frac{1}{j\omega C}[/latex]の大きさが等しいときが共振の条件ですから容易に共振周波数を求められます.
一方,電圧源を短絡して電流の初期値のみを与えるとき,不足減衰であればその振動の角周波数は伝達関数の極の虚部から
[latex]\displaystyle\sqrt{\frac{1}{LC}-\frac{R^2}{4L^2}}[/latex]
になります.
電気系では,「駆動力」である電圧と,「流れ」である電流に興味があります.力学系では「流れ」である速度ではなくその積分である変位で共振周波数を求めていることに注意が必要です.
機械系の共振周波数
外部から力を加えて強制的に振動させると,外部から加える力の周波数が共振周波数のときに振幅が最大になります.
バネ・マス・ダッシュポットで構成される機械系の2次遅れ系に外力[latex]f(t)[/latex]を加えるときの変位[latex]x(t)[/latex]に関する微分方程式は
[latex]\displaystyle m\frac{d^2x}{dt^2}+d\frac{dx}{dt}+kx=f(t)[/latex]
になります.
ラプラス変換して伝達関数[latex]G(s)=X(s)/F(s)[/latex]を求めると
[latex]\displaystyle \frac{1}{ms^2+ds+k}[/latex]
になります.共振周波数はゲインが最大になる周波数ですから,形式的に[latex]s=j\omega[/latex]として,
[latex]\displaystyle |G(j\omega)|=\left|\frac{1}{-m\omega^2+j\omega ds + k}\right|[/latex]
になります.これを[latex]g(\omega)[/latex]とおくと
[latex]g(\omega)=((k-m\omega^2)^2+d^2\omega^2)^{-1/2}[/latex]
になります.
これが極大になる点を探せばよいので
[latex]\displaystyle\frac{dg(\omega)}{d\omega}=-\frac{1}{2}((k-m\omega^2)^2+d^2\omega^2)^{-3/2}(2(k-m\omega^2)(-2m\omega)+2d^2\omega)=0[/latex]
となり,これを解くと
[latex]\displaystyle\omega_r=\sqrt{\frac{k}{m}-\frac{d^2}{2m^2}}[/latex]
になります(共振周波数[latex]f_r=\omega_r/2\pi[/latex]).
一方,零ではない初期値のみを与えて外力を加えない場合,不足減衰のときの振動の周波数(減衰固有周波数)は,伝達関数の極の虚部から
[latex]\displaystyle\frac{1}{2\pi}\sqrt{\frac{k}{m}-\frac{d^2}{4m^2}}[/latex]
になります.
機械系では,「駆動力」は外部から加えられる力で,「流れ」に対応するものは速度になります.しかし,興味があるのは変位ですから,「流れ」に対応する物理量を時間に関して積分した物理量になります.
非減衰固有周波数と減衰固有周波数
2次遅れ系の伝達関数の標準形は
[latex]\displaystyle\frac{\omega_n^2}{s^2+2\zeta\omega_n+\omega_n^2}[/latex]
です.とくに断ることなく固有周波数というときには[latex]\omega_n/2\pi[/latex]のことを指します.減衰比[latex]\zeta[/latex]が零のときの固有周波数を明示的に区別して呼ぶときには,非減衰固有周波数あるいは不減衰固有周波数と呼びます.英語ではundamped natural frequecyです.また[latex]\zeta[/latex]が零ではないときの自由振動の周波数は,減衰固有周波数と呼ばれます.減衰固有周波数は,伝達関数の極から[latex]\displaystyle\frac{\omega_n\sqrt{1-\zeta^2}}{2\pi}[/latex]になります.
雪
講義開始
この年末年始は曜日配置や工事の関係からか,12/28-1/6が休みでした.今日から講義開始です.クォータ制を導入していると,期末試験の問題提出の期限の時点では,偶数クォータの講義では全講義回数の半分強が終わった程度ですから,試験問題を作り難いです.講義計画どおりに進んだとしても,講義する前に作るのと講義した後に作るのでは,細かな点に差がでるように思います.それよりも,突発的な理由で計画通りに進まなかったときが怖いです.





