講義のビデオ配信

物理情報工学科では必修科目を中心に講義を撮影して動画の配信を行っています.いくつかはYouTubeを利用していますが,いくつかは学科のサーバーで配信しています.自前で配信すると履修者のみに視聴を限定するなどの自由度が高くなります.

慶應義塾大学には,授業支援のシステムとして,履修者のみに教材を配布する,あるいはレポート提出を電子的に行うものがあります.そこに動画配信の機能があればよいのですが,現状ではありません.動画配信の機能自体はあるようで,システムデザインマネージメント研究科のビデオや,PCの操作に関するビデオは配信されています.ある科目の履修者に配信する連携が用意されていません.

講義の動画配信の場合,本当のストリーミング配信にするべきであると考えています.ダウンロード型の配信では動画のファイルサイズが大きいためにダウンロードに時間がかかります.講義のビデオの配信には適していません.疑似ストリーミング配信では,視聴者の端末に動画のファイルが残ります.これはビデオの性質上,避けなければなりません.

自前で配信するために特別な予算はありません.サポートするための人員を増やせるわけでもありません.現状のスタッフで対応することになります.

これらのことから,Darwin Streaming Serverを使いました.Appleが無償で公開しているソフトウエアです.その代わり,配信できる動画の形式の制限が厳しく,また認証を使う必要もあって,動画投稿サイトのように簡単に動画をアップロードすることはできません.サポートするスタッフが対応できればよいレベルです.大学の授業支援のシステムで動画配信ができるようになるまでのつなぎです.

ssh

3日位前から急に海外からsshで不正にログインしようする攻撃が増えてきました.一日あたり3万から4万件です.日本人の名前のように読めるものもありますし,外国人の名前のように読めるものもあります.またシステムのサービス名もあります.以前は大学の入り口で,sshを短時間に連続して接続してくるものを弾いていたのですが,ポリシーが変わったのかも.

話は変わって,SMTP認証.2007年12月にサポートが終わったEudoraでSMTP認証を使えるようにするためには,サーバ側の調整がいろいろ必要なようでした.具体的なことはセキュリティに関わるので書けませんが,手元に記録を残しました.

pleiadesプレアデス星団(すばる)