計測自動制御学会論文集

府川,内山:「トレッドミル歩行中における前脛骨筋の弾性推定」が計測自動制御学会論文集,第51巻第8号(2015年8月・LE特集号:健康・医療・福祉・生命の分野における計測・制御・システム技術)に採録されることが決まりました.トレッドミル歩行中に電気刺激を与えて誘発筋音を計測し,そのシステムを同定して歩行中の弾性係数を推定した論文です.

トレッドミル歩行中に誘発筋音を計測すると,誘発筋音に随意筋音と歩行による振動が加わった信号が得られます.随意筋音は電気刺激を基準に同期加算平均することによって取り除くことができます.歩行による振動は,電気刺激を加えないときの振動をARモデルで近似してカルマンフィルタを構成し,電気刺激を加えたときの信号を平滑化したものにします.これを電気刺激を加えたときの信号から引いて誘発筋音を抽出します.

生体医工学

生体医工学に
品田泰洋,内山孝憲:等尺性随意収縮時の誘発筋音図のシステム同定
の掲載が決定しました.53巻2号に掲載予定です.

生体医工学

生体医工学に
川端航,内山孝憲:ダブルパルス刺激による誘発筋音図のシステム同定
の掲載が決定しました.53巻1号に掲載予定です.

計測自動制御学会英文誌

田村の修論をまとめた論文,
T. Uchiyama and T. Tamura, System identification of mechanomyogram at various levels of motor unit recruitment
が計測自動制御学会の英文誌,SICE Journal of Control, Measurement, and System Integrationにacceptされました。単一運動単位と様々なリクルートメントレベルの筋音をシステム同定し,モデルの変化を解釈した論文です。単一運動単位およびリクルートメントレベルが低い場合には5次のモデルで,リクルートメントレベルが高いときには4次のモデルで近似することができ,このモデル次数の変化をHillの筋モデルを用いて解釈しました。

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バイオメカニズム学会奨励賞

2012年3月に修士課程を終了した宇佐美洋佑がバイオメカニズム学会で奨励賞を受賞しました。誘発筋音図のシステム同定に関する研究に対してです。参考論文は,
宇佐美,宮原,内山:「誘発筋音図のシステム同定と伝達関数の刺激頻度依存性の解析」,バイオメカニズム,Vol. 21,pp. 195-205 (2012)
です。

第34回バイオメカニズム学会学術講演会で懇親会に先立って表彰されました。写真は懇親会会場で撮影したものです。

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