第60回自動制御連合講演会

電機通信大学で開催された第60回自動制御連合講演会で発表しました.

  • 内山 孝憲,加藤 崇弘,小指外転筋の筋電と筋音を用いたシステム同定
  • 堀 豊,櫻井 裕大,統計的仕様に基づく遺伝子回路のロバスト設計

堀助教はオーガナイズドセッション「生体分子反応系のシステム制御に向けて」を東大の国田先生とともに企画しました.

IEEE EMBC’17

大韓民国の済州島のInternational Convention Centerで開催された,39th Annual International Conference of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society(7月11日〜15日)で,鈴木の修論をまとめた内容を発表しました.

T. Uchiyama, Y. Hori, K. Suzuki: Estimation of Tibialis Anterior Muscle Stiffness During the Swing Phase of Walking with Various Footwear

靴,スリッパとスリッパをベルトで固定したものを履いてトレッドミルの上を歩き,遊脚期地の前脛骨筋のスティフネスを推定した研究です.

Journal of Electromyography and Kinesiology

朝重の卒論をまとめた“System identification of velocity mechanomyogram measured with a capacitor microphone for muscle stiffness estimation”がJournal of Electromyography and Kinesiologyにacceptされました.マイクロフォンで筋音を計測するとき,変位で計測すると,伝達関数から高い固有周波数を推定することができないので,速度で計測するようにしたものです.マイクロフォンでは,直流をカットするためにRCハイパスフィルタが必要です.変位を計測するためには,フィルタの時定数が長くなり,応答性が悪いことも,速度を計測するようにフィルタを設計することで解決できます.

バイオメカニズム学会誌特集

バイオメカニズム学会誌の特集「柔軟物の硬さ」を担当しました.Vol. 40, No. 2として5月1日に発行されました.特集では,

  • 内山,永岡:押し込み型の硬度計,バイオメカニズム学会誌,Vol. 40, No. 2, pp. 97-102, (2016)

を寄稿しました.押し込み型の硬度計の計測原理と,ウレタンフォームなど様々な柔軟物を市販の硬度計で計測したときの指示値間の関係について解説しました.用いた硬度計は,アスカーゴム硬度計E型(高分子計器株式会社),PEK-1(株式会社井元製作所),TDM-Z1(有限会社トライオール),FGRT-5(日本電算シンポ株式会社),TK-03C(株式会社特殊計測)の5機種です.

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アスカーゴム硬度計E型
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PEK1
_MG_3827
TDM-Z1
_MG_3830
FGRT-5
_MG_3815
TK-03C