クォータ制

クォータ制の講義(バイオシステム)を初めて担当します.クォータ制の時間割や実施時に予想されることなどを沢山検討して,ようやく2012年度から物理情報工学科3年生のカリキュラムをクォータ制を導入することができました.試験,病気などによる欠席,補講など,考慮すべきことは多く,また理工学部全体がクォータ制を導入しているわけではないので学生課学事担当の支援をお願することも多々ありました.このような状況ですから科目担当者の負担が増えることは予想されていました.FD委員会が昨年開催しましたFD講演会「有機化学におけるクォータ制について」でクォータ制を部分的に導入している大阪大学の例を伺い,質疑応答の機会をもつことができたことは大変有意義でした.

時間割の編成は,実験と総合教育科目で学科の専門科目を配置できない曜日・時限を考慮しますから,月曜日と金曜日に集中しやすくなりました.月・金の組み合わせより火・金の組み合わせがよいようには思いますが,火曜日には2時限分しか講義を配置できません.また,火曜日は1, 2年生の実験に学科の教員が多く出講するため,配置できる科目も限られています.様々な障害はありますが,クォータ制を実施することにより,セメスタ制では学期末試験が1時限から5時限まで全てに入って試験を受ける学生がへとへとに疲れるといったことは,試験が第3クォータと第4クォータに分散することで避けられるようになりました.学生にとって勉強しやすく,また教員も学生の到達度を確認しやすくなっているのではないかと思います.

理工学部キャンパスから見えた今日の富士山

肩こり研究会

大阪中之島のエーザイで開催された,日本整形外科学会の一般向け教育研修会として認定されている第8回肩こり研究会で「押し込み反力計測による筋硬度の評価」と題して講演しました.当研究室で開発した小型デジタル筋硬度計に興味を持っていただいて呼んでいただいたようです.もう一人の講演者が,筋硬度の指標の内,体育研究所の村山教授との共同研究で用いている指標が述べられているHorikawa M, Ebihara S, Sakai F, Akiyama M., Med Biol Eng Comput. 1993, 31 (6), 623-7, Non-invasive measurement method for hardness in muscular tissuesの著者の一人,埼玉精神神経センター,埼玉国際頭痛センター長,埼玉医大客員教授の坂井文彦先生とは思いもよらず,びっくりしました.

海の日

風が強い日が続いています.こういう日が続くと,空気が澄んできます.日吉の記念館の上の空も青くなります(携帯電話で撮影した写真なので画質はいつもより低いです).休日ですが試験前なのでメディアセンターが開館しています.